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経済百葉箱 第123号

住宅リフォーム統計の拡充でGDP5兆円増

―新築投資の減少ペースを緩和する効果も―

小針誠、<監修>短期経済予測主査:西岡慎一、総括:宮﨑孝史
   

2018/11/09

▼ポイント▼

  • 政府は、GDP統計の精度向上に向けた取り組みを進めている。この一環として、これまで一部しか計上されてこなかった住宅リフォームの統計を拡充し、GDP統計に計上することが検討されている。これを受けて、関連統計が整備されている。
  • 仮に住宅リフォームがGDPに計上されていた場合、金額の面でも成長率の面でも住宅投資をある程度押し上げた可能性がある。金額の面では、住宅リフォームは、GDPの金額(2016年度)を約5兆円増加させ、「民間住宅投資」を3割程度(GDP総額を1%程度)上乗せしたと試算される。成長率の面でも、住宅リフォームは、「民間住宅投資」の伸びを年率0.6%ポイントほど押し上げた計算となる(1996年から2016年の平均)。
  • 新築住宅投資が減少傾向にあるなかで、住宅リフォーム市場は緩やかに拡大してきた。今後も住宅リフォーム需要はコンスタントに生じると見込まれており、住宅投資全体では新築の減少圧力を和らげる可能性がある。

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