▼ポイント▼
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- 日本のアウトバウンド(海外旅行者)が減少しており、急増するインバウンド(訪日外国人)の動きとは対照的である。アウトバウンドの減少は、海外ビジネスやインバウンド対応などに必要な人的スキルを低下させ、ひいては、将来の経済成長を阻害しかねない。
- とりわけ「若者の旅行離れ」に注目が集まりやすいが、若者だけではなく、すべての年代で海外旅行経験が減っている。アウトバウンド消費の減少には、長年にわたる経済の低迷や割安なアジア旅行へのシフトなどが背景にある。「内向き志向」といった類いの若者特有の問題に理由を求めるべきではない。
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