【第2回のポイント】
- 分散型台帳技術(DLT、ブロックチェーン)で最先端を走るのがスイスだ。750社以上のスタートアップが集まり「クリプトバレー」を形成する。その中核は東部の小都市ツークで約390社が集結。隣接する商業都市チューリッヒと共にスイスDLT産業のハブとなっている。
- ツークに企業が集積する磁力となっているのが、同地域に本拠地を置くイーサリアム財団。DLTの基本プログラムを解放し、他社の応用開発を促している。ツーク市当局もDLTの利用に積極的だ。
- チューリッヒでは2018年に共同オフィス「トラストスクエア」がオープンし、約40社が入居する。中国などアジア企業も拠点として活用している。
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