▼ポイント▼
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- 今年に入って設備投資の勢いが急速に落ちている。資本財出荷や機械受注は大きく減少しており、1-3月期の設備投資は前期比マイナスに転じる可能性も浮上している。もともと、資本ストック循環の面で、今後の設備投資は減速局面に入ることが見込まれていた。これに加えて、18年後半に強まった世界的なハイテク部門の調整圧力が、日本の設備投資を下押ししている。
- 今後の設備投資が元の巡航速度を取り戻すかどうかを見極める上で、①米中摩擦などを巡る不確実性が払拭され、延期された設備投資が再開されるかどうか、②人手不足などに対応した省力化・効率化投資が景気変動とは独立に盛り上がり、全体を下支えできるかどうかといった点が重要となる。
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