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経済百葉箱 第136号

「ESG投資」拡大に向けた課題を探る

―社会的リターン評価の普及がカギ―

小川祥恵、<監修>短期経済予測主査:西岡慎一、総括:宮﨑孝史
   

2019/03/29

▼ポイント▼

        • ESG投資とは、「環境(Environment)」、「社会(Social)」、「ガバナンス(Governance)」に着目した投資を指す。ESG投資は欧州を中心に世界的に広がっている。
        • 日本のESG投資残高は欧州に比べて少ない。しかも、ESG投資の7つの手法のうち、日本の投資は「エンゲージメント・議決権行使」に偏っている。これは、「ガバナンス」に課題のある企業が多いことが背景にあり、企業との対話や議決権を行使することでその解決を促すことが狙いとされる。欧米のように、企業の情報開示を充実させるといった取り組みで、対話を効率化させる余地がある。
        • 今後は、「インパクト投資」に期待される。これは、「環境」・「社会」問題を直接解決することを目的とした投資で、社会貢献度が大きいとされる。わが国でも、関連投資がみられ始めているが、一段の投資拡大に向けて、課題となっている社会的リターンの評価方法を普及させるといった取り組みが必要である。

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