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中国・アジアウォッチ シリーズ企画「北米、飛躍する起業都市」 (第4回)

ロサンゼルスにシリコンビーチ出現

サンタモニカに起業の風、モビリティ関連も注目

上原 正詩
  アジア予測室長兼主任研究員

2019/05/28

 日本経済研究センターではデジタル経済をけん引する米国西海岸の3都市圏(サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトル)、さらにカナダのバンクーバーを3月に訪問し、アクセラレーターを中心にエコシステムの実態や地域経済との関係、新しいイノベーションのトレンドを探ってきた。特に米国3都市圏は第4回アジア中期予測「アジア、浮かぶ都市、沈む都市」で、2030年時点の1人当たり名目地域総生産(GRP)で77都市中トップ5に入ると予測された都市である 。本シリーズでは、スタートアップのデーターベース分析と合わせて、北米のスタートアップ都市の秘密をリポートする。本レポートはその第4回。

ロサンゼルス全景(グリフィス天文台より)

【第4回のポイント】

  1. ロサンゼルスはベイエリア、ニューヨークに次ぐユニコーン企業数を誇るスタートアップ都市だ。西のサンタモニカを中心とする「シリコンビーチ」にスタートアップ生態系が形成されつつある。
  2. 「シリコンビーチ」には米国有数のアクセラレーターがある。マッカーラボとアンプリファイLAだ。インキュベーター型のサイエンスもユニコーンを生み出している。
  3. カリフォルニア工科大学(カルテック)のあるパサデナにも、歴史のあるインキュベーター、アイデアラボがある。新エネルギー分野にも投資しているのが特徴だ。
  4. ロサンゼルスにはモビリティ(移動)関連のスタートアップも数多く集積している。2028年のロサンゼルス五輪に向けて、新エネルギーとモビリティ関連ビジネスが盛り上がる可能性がある。