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朝鮮半島リポート (第3回)

米朝首脳、同床異夢の「電撃」会談

内政にらみの演出、実務協議は難航も

朝鮮半島経済研究会
   

2019/07/01

 トランプ米大統領は6月30日、北朝鮮の金正恩委員長と南北軍事境界線上の板門店で3度目の首脳会談を行った。トランプ大統領のツイッターでの呼びかけからわずか1日で実現した「電撃会談」で、両首脳は膠着状態にある非核化交渉の再開で合意した。しかし、今回の会談は内政にらみのパフォーマンスの色彩が強く、焦点の非核化問題をめぐる米朝の隔たりは大きい。今後2~3週間で再開予定の実務協議の先行きは不透明だ。

板門店での米朝首脳会談のポイント

【第3回のポイント】

① トランプ大統領と金正恩委員長は会談で、膠着状態にある非核化交渉の再開で合意した。2~3週間以内に実務者協議を開く計画だ。両首脳はワシントン、平壌への相互訪問も呼び掛けた。

② 会談はトランプ大統領のツイッターでの呼びかけからわずか1日で実現したとされる。しかし、対話の再開は双方が望んでいたことで、以前から伏線はあった。両首脳は内政をにらみ、南北分断の象徴である板門店での会談を宣伝の場としてフルに活用した。

③ 最大の焦点である非核化問題をめぐる米朝の隔たりは埋まっていない。大統領が柔軟発言を行い、一部で妥協案も取りざたされるものの、実務協議の先行きは不透明だ。

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