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経済百葉箱 第142号

米金融政策見直す「シカゴ・コンファレンス」

―FRBは2020年前半に方向性公表へ―

石井康広、浦郷忠右、梶田脩斗 <監修>短期経済予測主査:西岡慎一
   

2019/12/13

▼ポイント▼

          • 米国では、金融政策運営の見直しが実施されている。米連邦準備理事会(FRB)は、今年6月にシカゴでコンファレンス(以下、シカゴ・コンファレンス)を開催し、学者や中央銀行関係者などから金融緩和に関する意見を求めた。これを参考に2020年前半に見直しの方向性が公表される予定。
          • コンファレンスでは、金融政策の戦略や手段などが議論された。戦略面では、現行の「インフレーション・ターゲティング」に代わり、「名目所得ターゲティング」の有用性を指摘する意見が多数みられた。手段の面では、量的緩和政策がマイナス金利政策やフォワードガイダンスよりも有効な政策として評価する向きがみられた。ただし、量的緩和政策については長期金利の低下余地がない日本などでは有効性が小さい点や、平時に中央銀行のバランスシートを正常化させることの意義が強調された。

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