▼ポイント▼
-
-
-
-
- 足元の設備投資は高水準に達しており、循環面からの下押し圧力は強い。ただし、最近の設備投資の中には、成長分野の取り込みや経営課題の解決などを目的とする前向きな案件も少なくない。20年度の設備投資は増加基調を維持しよう。
- 長らく減少トレンドにあった建設投資が復活している。都市部では、多くのオフィスビルが老朽化による建て替え期に当たっており、再開発が進んでいる。インバウンド需要や通販市場の拡大を受けた投資も旺盛である。今後は情報通信業で次世代通信規格「5G」関連の建設投資にも期待できる。
- 知的財産投資も加速している。特に、小売業や建設業など人手不足が深刻化している非製造業でソフトウエア投資が伸びを高めている。次世代自動車に関連した研究開発投資も幅広い産業で増加している。
-
-
-
バックナンバー
- 2023/03/23
-
経済百葉箱<2022年度>
- 2022/07/11
-
経済百葉箱 番外編<2022年度>―景気の断面・国内編―
- 2022/07/07
-
経済百葉箱 番外編<2022年度>―景気の断面・海外編―
- 2022/03/28
-
給付金は22年度に民間消費を約1.2兆円押し上げ
- 2022/03/25
-
設備投資、企業物価高によって増勢鈍化へ