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経済百葉箱 第144号

中国のインフラ投資、景気減速の一因に

―地方政府の2つの財源に制約―

黄盛凱、白須光樹 <監修>短期経済予測主査:西岡慎一、総括:梶田脩斗
   

2020/01/09

▼ポイント▼

        • 中国では、インフラ投資の伸びが大幅に鈍化しており、景気減速の一因となっている。これには、地方政府の財源が減少していることが大きい。特に、「非公式な財源」(予算に計上されない財源)に厳しい規制が課されたことが影響している。
        • 19年に入ってから、「公式な財源」にも制約が課せられている。中央政府による不動産規制で土地譲渡収入の伸びが落ちている。地方債(地方専項債券)の前倒し発行が認められたものの、この資金の多くはインフラ投資に充てられておらず、政策効果を削いでいる。
        • 地方政府の財源に制約を課す動きは、地方財政の健全化や不動産バブルの抑制に向けた中央政府の強い意向が働いている。こうした中央政府のスタンスは今後も続くとみられ、インフラ投資の伸びは低位にとどまる可能性がある。

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