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経済百葉箱 第155号

コロナ禍の財政措置、わが国の成果は良好

―今後は、イノベーション促進とダメージ抑制を―

小澤智彦、末永弘樹、杉本直隆、藤原和也 <監修>短期経済予測主査:稲葉圭一郎 総括:梶田脩斗
   

2020/11/02

▼ポイント▼

          • コロナ禍における財政措置の規模を国際比較すると、対名目GDP比率でみて、先進諸国、新興諸国、および発展途上諸国の順で大きい。それぞれ、19.1%、6.2%、および2.3%。わが国は、ドイツやイタリアとともに、ダントツのトップ3集団を形成。
          • その全般的な成果については、G7諸国の中で比較すると、20年4-6月期における実質GDP成長率の落ち込み幅や新型コロナウイルスによる死亡者数を勘案するかぎり、日本は最も良好であった。
          • 米独と比較すると、わが国の財政措置は、家計・企業の資金繰り支援の面においても、中央銀行による緊急措置と相まって、世界トップクラスの優れた結果を残したといえる。
          • 海外主要国にて長期的な視点から策定されている施策をみると、わが国財政政策の今後については、①ウィズ・コロナ時代のイノベーションの促進、および②コロナ禍が経済成長の基盤に及ぼすダメージの抑制、という性格付けを強化すべきことに気づかされる。

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