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Discussion Paper Discussion Paper 151 (2021.03)

コロナ禍はパート・アルバイト雇用をどう変えたか ―オルタナティブデータによる分析―

小野寺 敬
  首席研究員
渡部 肇
  主任研究員
蓮見 亮
  特任研究員

2021/03/12

 2020年春から続くコロナ禍は、飲食店をはじめとするパート・アルバイトを多く雇用する対面型サービス業に多大の打撃を与えた。本稿では、人材採用・雇用支援を手掛けるHRソリューションズ株式会社が収集したデータ(HRS雇用統計)を用いて、20年の緊急事態宣言を挟む期間のパート・アルバイト雇用への影響を分析した。同統計はオルタナティブデータに位置付けられるが、公的統計では捕捉されないパート・アルバイト雇用の動向をカバーし、リアルタイム収集できるという特徴がある。同統計を用いるとパート・アルバイト雇用では労働需給の悪化と共に時給の伸びが低下する関係がやや弱いながらも読み取れる。日次データを用いた分析では、緊急事態宣言発令時に求人応募数が増加した業種のうち、フードデリバリー、スーパー、コンビニ・売店で感染者数と応募数の時差相関が高く、これらの業種の就職希望者にコロナ禍の影響が色濃く出たことが示唆される。

 

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