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データサイエンス研究

軽減税率の有無で販売動向は変化したか

ーみりん市場とエナジードリンク市場に違いー

伊禮 琢人、竹内 直也
   
監修:渡辺 安虎
  特任研究員/東京大学教授
田原 健吾
  データサイエンス研究室長兼主任研究員
高野 哲彰
  副主任研究員

2021/03/18

▼ポイント▼

  • 2019年10月の消費税の軽減税率導入により類似商品間で税率の差が生まれた、みりん市場(本みりん、みりん風調味料)とエナジードリンク市場(医薬部外品、一般品)に着目し、価格設定や需要の動きを分析した。
  • 両市場ともに軽減税率の適用対象外の商品は総じて増税分を価格に転嫁していたが、原料価格など消費税以外の要因による価格変動も大きい。
  • 需要関数の推定から得られる各カテゴリー間の交差価格弾力性は小さいが、両市場を比べると、本みりんとみりん風調味料との代替性がエナジードリンクに比べると大きい。
  • 軽減税率導入によって、みりん風調味料の需要を0.1%強、エナジードリンクの一般品の需要を0.1%弱、押し上げる効果があったと試算される。

ジャンル別販売数量シェアの推計

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 日本経済研究センターは2020年度、ミクロのビッグデータから経営戦略に役立つ知見を引き出す人材を育成する「データサイエンスコース」を新たに開設しました。元アマゾンジャパン・経済学部門長の渡辺安虎・東京大学教授がコースの指導にあたります。ビジネスの文脈上で実践的なデータを活用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)経営を担える科学的な分析能力を養います。
 その分析成果の一部をこちらで発信していきます。

データサイエンスコースを含む研修制度の紹介はこちらをご覧ください。
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