一覧へ戻る
Discussion Paper Discussion Paper 152 (2021.05)

Nowcasting Japanese GDP using targeted predictors

梶田 脩斗
  副主任研究員
鄭 宇景 関東学園大学助教
   

2021/05/24

国内総生産(GDP)はマクロ経済を包括的に捉えた指標であるものの、四半期ごとにしか観測できないため足元の景気動向の実態を捉えきれないという欠点がある。この問題点を克服するために、観測頻度の低いデータを対象に高頻度で足元を予測する「ナウキャスト」と呼ばれる手法があり、様々な手法が提案されている。

本稿では、Giannone et al.(2008)のダイナミックファクターモデル(DFM)により日本のGDPをナウキャストし、モデルの予測精度を評価する。さらにモデルの予測精度を高めるために、Bai and Ng (2008)のターゲット予測法(targeted predictors)をDFMに適用することを試みる。分析の結果、DFMの予測精度は経済危機の局面では著しく悪化すること、またターゲット予測法はDFMのアウトライヤー(外れ値)へのフィットを高め、予測精度を改善させることが分かった。

※旧サイト(~2018.8月)のDiscussion Paper一覧はこちらから