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Discussion Paper Discussion Paper 086 (2003.05)

[No.086] 景気転換点早期発見インデックスの開発–最大値・最小値基準による山谷の設定

山澤成康/副主任研究員、跡見学園女子大学マネジメント学部助教授
   
永濱利廣/第一生命経済研究所経済調査部副主任研究員、東京大学大学院経済学研究科
   

2003/05/02

要 旨

 内閣府の発表する景気の山・谷は転換点が決まってからかなり遅れて発表される。これはブライ=ボッシャン法を用いて各指標の山谷を決めているためである。しかし、実際にはもっと早く山や谷が来ることをある程度の可能性で知ることはできる。
 今回開発したインデックスは、これまでにない発想で作られている。各指標の山谷の決定に新たな基準-最大値・最小値基準―を使い、山や谷の到来する確率やその時期の計算が可能になった。景気転換点を政府の発表より平均約1年も前に知ることができ、認知ラグを縮めることにより経済政策の適切な発動に資すると考えられる。