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第153回<速報>短期経済予測(2013年1-3月期〜2015年1-3月期)

円高修正と補正効果で再び景気回復軌道へ
―消費税増税前の駆け込み次第で13年度後半から景気減速も―

日本経済研究センターでは、最近の金融経済情勢および2月14日に内閣府が公表した2012年10-12月期のGDP速報(1次速報値)を踏まえ、従来の予測(SA152R)を改訂し、「第153回四半期経済予測」(SA153)を取りまとめた。

 14日に公表された12年10-12月期実質GDPは前期比▲0.1%(前期比年率▲0.4%)と、3四半期連続で減少した。ただし、最近の円高是正や株高を受けてマインドは改善しており、消費や住宅には回復の兆しがうかがえる。当センターでは、そうした足元の情勢変化に加え、安倍新政権が打ち出した補正予算の効果、消費税率引き上げに関する新たな情報などを織り込んでSA152Rを上方修正した(下図)。今回作成したSA153の姿は以下のとおり。

 13年度の日本経済は、@円高是正・株高の効果、A外需持ち直し、Bアベノミクス第一弾(「日本経済再生に向けた緊急経済対策」の補正予算)、C消費税率引き上げ前の駆け込みなどから、実質成長率は2.2%に拡大する(SA152R:1.3%)。しかし、14年度はBとCの反動が出るため、▲0.2%に落ち込む見通し(SA152R:▲0.5%)。なお、駆け込みの大きさについては不確実性が高い。仮に想定したほど駆け込みが発生しなかった場合、補正の反動を主因に13年度後半から景気減速感が強まる可能性がある(下図の赤点線)。

▽ 実質GDPの見通し

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計数表(実質GDPと名目GDP)計数表(実質GDPと名目GDP)

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