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第154回<速報>短期経済予測(2013年4-6月期〜2015年1-3月期)

円高修正と株高で景気は本格回復へ
―資産効果が駆け込みによる景気の振幅を拡大させるリスクも―

日本経済研究センターでは、最近の金融経済情勢および5月16日に内閣府が公表した2013年1-3月期のGDP速報(1次速報値)を踏まえ、従来の予測(SA153R)を改訂し、「第154回四半期経済予測」(SA154)を取りまとめた。

 13年1-3月期実質GDPは前期比0.9%(前期比年率3.5%)と、前期の0.3%から伸び率を大きく拡大させた。円高修正等による輸出の持ち直しや株高を受けた消費の押し上げが成長率拡大につながった。このように、1-3月期の成長率はSA153Rの見通し(前期比0.9%)に沿った結果となったが、SA154では為替や株価の見通しを足元の動きを織り込むかたちで大幅に改訂し、実質成長率見通しを上方修正することとした(下図)。今回作成したSA154の姿は以下のとおり。

 13年度の日本経済は、@円高是正・株高の効果、A外需持ち直し、Bアベノミクス第一弾(「日本経済再生に向けた緊急経済対策」の補正予算)、C消費税率引き上げ前の駆け込みなどから、実質成長率は2.6%に拡大する(SA153R:2.3%)。しかし、14年度はBとCの反動が出るため、0.4%に減速する見通し(SA153R:▲0.2%)。なお、駆け込みの大きさについては不確実性が高い。仮に株高による資産効果が駆け込みを想定以上に押し上げるようなことになれば、その反動が予想以上に大きくなり、14年度にかけての景気の振幅を拡大させる可能性もある。

▽ 実質GDPの見通し

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計数表(実質GDPと名目GDP)計数表(実質GDPと名目GDP)

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 ※2013年5月20日 図表12の消費者物価指数(生鮮食品除く総合)の2013、14年度の数字に誤りがありましたので、差し替えました。
 

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