中期経済予測(論点レポート)
今夏の販売電力量は2010年比8%減と節電が定着
−30年に2割(10年比)の節電も視野に−
5〜10年先を考えるのが中期予測のミッション。今の延長線上に何があるのか、先行きを左右するポイントは何か、研究員がいくつかの角度から検討します。
◆今夏の販売電力量は2010年比8%減と節電が定着 −30年に2割(10年比)の節電も視野に−(北村 勇太・山根 絢子、<監修>桑原 進、小林辰男) (13/12/06)
2011年3月の東日本大震災と原発事故の発生から3度目の夏を迎えた今年も、家庭や企業において引き続き節電の取り組みが行われた。中長期的な電力需給や電力政策の行方を見通すにあたって、本稿では、今夏(7〜8月)の電力消費量を家庭、産業、業務の各部門について検証し、2030年の節電目標について実現の可能性を探る。
| <ポイント> | (1)
| 今夏の販売電力量は2010年比で8%減と昨年の節電水準からは後退したが、今年度上半期(4〜9月)を通しての販売電力量は昨年度比で1%減少するなど、猛暑のなかでも節電の定着がみられた。 | | (2) | 家庭、産業、業務がほぼ同水準で節電に貢献。産業では生産の増加と節電を両立。 | | (3) | 家庭で直近5年間の電力効率の改善ペース、産業・業務で第2次石油危機後の改善ペースが今後も続けば、2030年に2010年比2割の節電も可能。 |
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