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第44回中期経済予測(2017-2030年度)

「働き方」刷新で成長力を高めよ
―長寿生かす社会に―



中期経済予測に関して

・2018/03/23: 報告書全文を掲載いたしました。報告書は、3月中に会員の皆様に送付いたします。

・2018/03/30: 75歳まで働く社会、「実現可能」は7割――来場者は改革案をどう見たか
「改革シナリオ」で提示した@社会保障を充実するための消費税率引き上げと、A75歳まで働く社会の実現――をどう評価するか、本予測の説明会(東京・大阪)で聞いた来場者の声を紹介します。アンケート調査の結果はこちら

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<予測の概要>

 足元の日本経済は、海外景気の好調等に支えられ、景気拡大を続けている。しかし、中期的な見通しは依然として慎重にみる必要がある。国内市場の先細りを見越し、企業は国内の設備拡張や人的投資には二の足を踏む。注力するのは、海外事業の拡大と、国内では省力化投資程度だ。人的投資も縮小しているため、新しい技術を吸収できず、成長の芽が育たない。賃金は伸び悩み、労働分配率は下降線をたどる。
 働き方の刷新がこの流れを変える起爆剤になる。65歳で引退、子育てで仕事を辞めるなど、高齢者や女性の労働参加を抑制する制度や慣行を改め、職場での時間の使い方も効率化する。量と質の両面から働き方をパワーアップする。流入が増えている外国人も加えると、労働力の面からは「人口減少」が払拭でき、成長力を高めることができる。特に高齢者が長く働けば、財政の改善や世代間格差の解消にもつながる。長寿を生かす社会への変革を進めるべきだ。

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第44回中期経済予測報告書

要旨
本論
総括表

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各論


人生100年 10年長く就業を
――世代格差 均せる可能性
労働分配率低下につながる製造業の海外展開
――内需産業も人的投資細り、賃金伸びず
残業の2 割は成果伴わず
――仕事の選別が重要に
鈴木 梓
介護職員処遇改善策は賃上げにつながらず
黒岩 和輝
高齢者ケア、認知症軽減に軸足を
――小規模多機能型居宅介護の可能性
黒岩 和輝
電力由来CO2、43%削減目指せ
――地熱、風力開発余地大きく
鈴木 梓

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全文

報告書全文

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これまでに公表した中期予測の論点



人生100年 10年長く就業を
――世代格差 均せる可能性
2018年2月22日
Slow US Wage Growth Explained
- Changing Demographic & Employment Trends(英語)
2017年12月18日
反グローバル化の底流を読む
雇用揺らぎ 穏健主義が後退−デジタル化への備えも急げ−
2017年12月1日

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