■要旨 構造改革とデフレ脱却、ともに追求―成功事例重ね、自信回復を
@ バブル崩壊以降、長期の停滞が続き日本は自信を失っている。日本経済の体質を改善するには、財政・金融政策だけに頼らず、構造改革に取り組まなければならない。
A 足元の日本経済は復興需要と政策対応で回復しつつあるが、欧州政府債務危機や金融市場の変動等の先行きリスクは小さくない。
B 構造改革の遅れをこれ以上許すことはできず、日本経済の成長力強化を図ることが必要。このため、一日も早いデフレからの脱却を図るとともに、新成長戦略の推進、そして、大震災を踏まえそれを強化した日本再生戦略の策定を進める。
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■要旨 消費主導で「中成長」を実現―都市化やサービス需要が牽引役
@ 中国の今年の経済成長率目標は7.5%となったが、下限であり、失速を心配する必要はない。問題は、リーマン・ショックの後遺症が大きく、投資依存型の高成長モデルが限界に達しつつある点である。
A 過去10年間の構造改革は失敗に終わった。消費主導で「中成長」に持っていこうというのが今後のシナリオだ。また、人件費の上昇に伴い、産業構造の高度化、個人消費の裾野の拡大など、「量から質へ」の転換が、中国経済のこれからのキーワードといえる。
B 経済発展から社会発展に向け、都市化や日本並みの速さで進む高齢化に対応したサービス機能の充実も急務となっている。雇用創出の点からもサービス産業への期待が高まる。
C 企業にとっては、そうした流れに見合った消費とサービスをいかに提供するかがポイント。高品質を強みとする日本企業にとっては、対中ビジネスを拡大させる好機となろう。
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■要旨 世界市場の牽引役は新興国へ―市場ニーズへの迅速・果敢な対応が鍵
@ 国内の自動車市場の伸びが期待しにくい中、日本の自動車業界は様々な厳しい課題に直面している。特に東日本大震災・タイの洪水被害からの回復、円高への対策、そして欧州債務危機などへの対応などが喫緊の課題となっている。
A 米国市場は更新需要と移民増加に伴う新規需要を合わせると年間1500万台〜1600万台程度の新車販売台数が見込める。欧州市場の回復力はやや弱いが、中国市場は引き続き成長を持続している。世界の自動車市場は2000年代後半以降、中国を筆頭に新興国が牽引する構図となっており、長期的にも同様の状態が続くであろう。
B 韓国メーカーは世界で着々とシェアを伸ばし、米国では日本の大手3社に次ぐ存在へと成長した。日本の自動車業界は先進国市場での優位性を死守するとともに、新興国市場で市場ニーズに即した商品をタイムリーに投入し、存在感を高めるべきである。
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