一覧へ戻る
市販の書籍

米中激突 中国ビジネスの行方 日本企業は激動期をどう勝ち抜くか

服部健治、湯浅健司、日本経済研究センター 編

2019年10月21日発行

3,080円

182ページ
出版社:文眞堂
ISBNコード:978-4-8309-5057-5

 本書は日本経済研究センターが日本経済新聞社からの受託事業として実施した中国研究プロジェクトの内容をもとに構成し、情勢の変化を踏まえ、内容を加筆しています。
 プロジェクトのテーマは「新時代の中国ビジネス」でした。習近平国家主席が2017年秋の共産党大会で打ち出した「新時代の中国の特色あり社会主義思想」という行動指針を念頭に、豊かで質の高い経済発展を目指す中国で、日本企業は今後、どのような視点を持つべきなのかを考えるという趣旨でした。ところが、研究会を立ち上げた18年春ごろから、情勢は大きく変化しました。米国との関係は急速に悪化し、貿易戦争にまで事態は発展。マクロ経済も18年半ばから明らかな成長のペースダウンが見られ、その影響は日本企業の業績に影響するほどとなりました。厳しい情勢は19年に入っても、大きく好転することはありません。
 激動する中国情勢の行方を見極めるのは非常に困難ですが、イノベーション主導の経済発展や「一帯一路」構想など、今後も座視できない成長ポイントが数多くあります。本書はこれらをビジネスチャンスと捉え、長期化する米中対立、好転する日中関係も踏まえ、今後の中国で日本企業が進むべき道を多角的に検証、研究しました。


バックナンバー