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市販の書籍

習近平「一強」体制の行方

遊川和郎・湯浅健司 編著

2022年09月29日発行

3,520円(税込)

210ページ
出版社:文眞堂
ISBNコード:978-4-8309-5191-6

2022年秋の共産党大会において異例の3期目入りを目指す習近平政権は,長期政権を確実なものとするため国内の統制強化を急いでいる。新型コロナウイルスの感染を完全に抑制できない状況にあって,経済の活力を削ぐような統制強化は中長期的な発展にどのような影響を与えるのか。ベテランの専門家から新進気鋭の学者まで多彩な執筆陣が多角的に検証した。

序 章 「ゼロコロナ」「ウクライナ侵攻」が圧力―経済・外交の再構築が習政権の課題に
第1章 「習近平新時代」の戦略と課題―異例の長期政権は何を目指すのか
第2章 「冷和時代」の米中関係―衝突の回避に向けた「デタント」へ
第3章 3期目続投目指す習近平氏の政権運営―その強さ・政治リスクと人事予測
第4章 「強権統治」がもたらすリスク―チャイナ・ビジネス,より複雑に
第5章 加速する少子高齢化と社会保険の行方―「総人口縮小」で迎える試練の時代
第6章 金融システムの改革と日中金融協力―重要性が増す日本からの資本流入
第7章 中国は環境問題で世界をリードするか―深まる自信,長期目標には課題も
第8章 「一国二制度2.0」で揺れる香港―再出発へ本土との融合避けられず
第9章 変化する中国の産業構造―デジタル新興企業,秩序ある低成長に
第10章 中国,模索続く「核心技術」の自主開発―高い競争力のEV,半導体はなお遅れ
第11章 変貌する中国の自動車産業―EVで飛躍,産業構造の大転換も

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