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景気後退確率
10月の景気後退確率は63.1%
―警戒水準を下回るものの、高めな水準で推移
2024/12/09
日本経済研究センターがまとめた2024年10月の景気後退確率は63.1%(図1)で、警戒水準(67%)を下回るものの、高めな水準で推移している。同確率は、景気動向指数の先行指数(以下、先行CI)を基に算出され、数ヵ月先の景気後退入りの可能性度合いを示す。10月の先行CIは前月差-0.3ptsと小幅に低下した(表2)。鉱工業用生産財の在庫率や消費者態度指数が9月より悪化したことが低下の主な要因であった。在庫率指数について業種別に見ると、主に電子部品・デバイス工業が悪化していた。このところのASEAN向け半導体関連財輸出の鈍化と関係していると考えられ、先行きの不透明感は強い。また、消費者態度指数については、5月以降、改善に足踏みがみられる状況が継続しており、マインドの改善には継続した実質賃金の上昇が重要となる。
【図1 景気後退確率(2024年10月)】
【表1 景気後退確率と先行CIの推移(過去1年間)】
* 2020年7月分公表時より、景気後退確率の推定方法を見直しました。詳しくは、こちらをご覧ください
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