公益社団法人日本経済研究センター(JCER)では、2019年度のアジア研究報告書『米中技術覇権競争と日本』をまとめました。
米国と中国の技術覇権競争が激しさを増しています。トランプ大統領が仕掛けた米中の貿易戦争は2020年1月に「第1段階の合意」に達しましたが、最先端のハイテクをめぐる大国同士の攻防はこれからが本番です。
日本経済研究センターでは、日本経済の分析や予測に不可欠な「アジア研究」の一環として地政学リスクの研究に力を入れており、19年度は世界最大の地政学リスクである米中関係を研究テーマに選び、両国の競争の核心ともいえる技術覇権争いに焦点を当てました。
外部からも気鋭の専門家を招き、研究会を発足。研究会の座長には元駐中国大使で、幅広い外交経験を持つ宮本雄二・宮本アジア研究所代表に就任をお願いしました。政府関係者らも交えて研究会を重ね、その成果としてまとめたのが、この報告書です。
米中の技術覇権競争の背景と実像、日本の課題などをまとめています。報告書をベースに一般読者向けに再編集した書籍『技術覇権 米中激突の深層』もこのほど日本経済新聞出版社から発刊されました。少しでも読者のご参考になれば幸いです。
【執筆者一覧】
宮本雄二
宮本アジア研究所代表(元駐中国大使)
佐橋亮
東京大学東洋文化研究所准教授
小竹洋之
日本経済新聞社編集委員兼論説委員
山田周平
日本経済研究センター研究員
日本経済新聞社企業報道部アジアテック担当部長
日本経済新聞社企業報道部アジアテック担当部長
関山健
京都大学大学院総合生存学館准教授
土屋大洋
慶應義塾大学教授
日本経済新聞社客員説委員
日本経済新聞社客員説委員
刀祢館久雄
日本経済研究センター研究主幹
國分俊史
多摩大学大学院教授
ルール形成戦略研究所所長
ルール形成戦略研究所所長
伊集院敦
日本経済研究センター首席研究員
伊集院敦:日本経済研究センター首席研究員
宮本雄二:宮本アジア研究所代表(元駐中国大使)
佐橋亮:東京大学東洋文化研究所准教授
小竹洋之:日本経済新聞社編集委員兼論説委員
山田周平:日本経済研究センター研究員
関山健:京都大学大学院総合生存学館准教授
土屋大洋:慶應義塾大学教授
刀祢館久雄:日本経済研究センター研究主幹
國分俊史:多摩大学大学院教授
伊集院敦:日本経済研究センター首席研究員
■ 本報告書の英訳: “US-China Competition for Technological Supremacy and Japan’s Response”
【関連書籍のご案内】
・『技術覇権 米中激突の深層』(日本経済新聞出版社、3月24日発刊)
※書籍は3月下旬に会員の皆様にお送り致しました。
・『技術覇権 米中激突の深層』(日本経済新聞出版社、3月24日発刊)
※書籍は3月下旬に会員の皆様にお送り致しました。
内容に関するお問い合わせは研究本部(TEL:03-6256-7740)までお願いいたします。
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