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中国・アジアウォッチ 2019年度アジア研究報告書 (日本経済新聞社からの受託研究)

米中技術覇権競争と日本

座長:宮本雄二・宮本アジア研究所所長
   
幹事:伊集院 敦
  首席研究員

2020/03/24

 公益社団法人日本経済研究センター(JCER)では、2019年度のアジア研究報告書『米中技術覇権競争と日本』をまとめました。
 米国と中国の技術覇権競争が激しさを増しています。トランプ大統領が仕掛けた米中の貿易戦争は2020年1月に「第1段階の合意」に達しましたが、最先端のハイテクをめぐる大国同士の攻防はこれからが本番です。
 日本経済研究センターでは、日本経済の分析や予測に不可欠な「アジア研究」の一環として地政学リスクの研究に力を入れており、19年度は世界最大の地政学リスクである米中関係を研究テーマに選び、両国の競争の核心ともいえる技術覇権争いに焦点を当てました。
 外部からも気鋭の専門家を招き、研究会を発足。研究会の座長には元駐中国大使で、幅広い外交経験を持つ宮本雄二・宮本アジア研究所代表に就任をお願いしました。政府関係者らも交えて研究会を重ね、その成果としてまとめたのが、この報告書です。
 米中の技術覇権競争の背景と実像、日本の課題などをまとめています。報告書をベースに一般読者向けに再編集した書籍『技術覇権 米中激突の深層』もこのほど日本経済新聞出版社から発刊されました。少しでも読者のご参考になれば幸いです。

【執筆者一覧】

宮本雄二
宮本アジア研究所代表(元駐中国大使)
佐橋亮
東京大学東洋文化研究所准教授
小竹洋之
日本経済新聞社編集委員兼論説委員
山田周平
日本経済研究センター研究員
日本経済新聞社企業報道部アジアテック担当部長
関山健
京都大学大学院総合生存学館准教授
土屋大洋
慶應義塾大学教授
日本経済新聞社客員説委員
刀祢館久雄
日本経済研究センター研究主幹
國分俊史
多摩大学大学院教授
ルール形成戦略研究所所長
伊集院敦
日本経済研究センター首席研究員
 
 


序に代えて
    伊集院敦:日本経済研究センター首席研究員

第1章:「新しい冷戦」のコアの論点――技術覇権と技術管理
    宮本雄二:宮本アジア研究所代表(元駐中国大使)

第2章:米国の対中国政策――関与・支援から競争・分離へ
    佐橋亮:東京大学東洋文化研究所准教授

第3章:米国の変質と対中政策の転換――強硬論を後押しする民意
    小竹洋之:日本経済新聞社編集委員兼論説委員

第4章:半導体にみる中国の光と影――供給網が示すハイテク強国への難路
    山田周平:日本経済研究センター研究員

第5章:経済相互依存は米中対立を抑止できないか
    関山健:京都大学大学院総合生存学館准教授

第6章:米中のサイバー空間の覇権争い――サプライチェーン・リスクと海底ケーブル
    土屋大洋:慶應義塾大学教授

第7章:揺れる欧州の対中関係――実利優先から新たな距離感模索へ
    刀祢館久雄:日本経済研究センター研究主幹

第8章:米中「冷戦」下の日本のルール形成戦略――米政策への対応と対中アプローチ
    國分俊史:多摩大学大学院教授

終章:日本に求められる「賢い投資」と関与――技術革新とルール形成外交の推進
    伊集院敦:日本経済研究センター首席研究員

【関連書籍のご案内】
『技術覇権 米中激突の深層』(日本経済新聞出版社、3月24日発刊)
 ※会員企業の皆様には、3月中にお送りします。

内容に関するお問い合わせは研究本部(TEL:03-6256-7740)までお願いいたします。

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