2019.06.20|ブロックチェーン, スタートアップ, U. S., イノベーション
日本経済研究センターではデジタル経済をけん引する米国西海岸の3都市圏(サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトル)、さらにカナダのバンクーバーを3月に訪問し、アクセラレーターを中心にエコシステムの実態や地域経済との関係、新しいイノベーションのトレンドを探ってきた。特に米国3都市圏は第4回アジア中期予測「アジア、浮かぶ都市、沈む都市」で、2030年時点の1人当たり名目地域総生産(GRP)で77都市中...
2019.03.29|デジタル通貨, ブロックチェーン, フィンテック
【第4回のポイント】
「クリプトバレー」の一角、リヒテンシュタインがスイスへの対抗軸を打ち出している。共同オフィスが2018年にできたほか、世界初の「ブロックチェーン法」が19年に制定予定で、政府も企業誘致に熱心だ。
ほかの欧州の小国も分散型台帳技術(DLT、ブロックチェーン)への取り組みに前向きだ。エストニアは行政データの管理全般にDLTを使う。
リベルランド(国連未加盟)は...
2019.03.29|デジタル通貨, ブロックチェーン, フィンテック
【第3回のポイント】
英国は分散型台帳技術(DLT、ブロックチェーン)を基盤とした暗号通貨で、世界の金融センターともいえる存在となっている。暗号通貨による資金調達(イニシャル・コイン・オファリング、ICO)の累計件数や調達額、さらに暗号通貨の取引所数で世界一を誇っている。
英中部のハル市は世界初の地域暗号通貨を導入し、地域経済の活性化につなげている。リバプール市では間もなく二酸化炭...
2019.03.28|デジタル通貨, ブロックチェーン, フィンテック
【第2回のポイント】
分散型台帳技術(DLT、ブロックチェーン)で最先端を走るのがスイスだ。750社以上のスタートアップが集まり「クリプトバレー」を形成する。その中核は東部の小都市ツークで約390社が集結。隣接する商業都市チューリッヒと共にスイスDLT産業のハブとなっている。
ツークに企業が集積する磁力となっているのが、同地域に本拠地を置くイーサリアム財団。DLTの基本プログラムを...
2019.03.28|デジタル通貨, ブロックチェーン, フィンテック
ブロックチェーン技術が注目されている。「分散型台帳技術(DLT、Distributed Ledger Technology)」とも呼ばれ、売買記録などのデータを一元的に集中管理するのではなく、暗号化してネットワーク上に分散して共有・保存する。データの改ざんが難しく安全で、かつ低価格でシステムの構築ができると期待されている。DLTはデジタル空間における送金や決済など資金のやり取りの記録する技術とし...
2018.06.05|デジタル通貨, ブロックチェーン, フィンテック
国際送金市場が成長を続けている。移民数の増加などグローバル化の深化が背景で、2017年の市場規模は過去最高になったもようだ。100年を超える歴史をもつ送金ビジネスは、長らく先進国の銀行と送金専門事業者の二者がほぼ独占してきた。だが近年の市場規模の拡大が刺激となり、足元では新興国を含めた携帯通信、モバイル決済、ブロックチェーン(分散型台帳)の企業など新勢力の参入が相次ぐ。利用者の支払うコスト(手数...