貿易戦争

2020.01.22|, , , , ,

「Asian Economic Policy Review(AEPR)とは アジア経済に関する諸問題を多角的に取り上げ、政策形成につながるメッセージを英文で世界に向けて発信します。年2回発行です。 出版社のAEPRページ(Wiley Online Library内)へはこちらから AEPRについてもっと詳しく知りたい方はこちらから 今号の概要  長期化している米中貿易戦争は、...

米中対立 なお「五里霧中」、長期化は必至

2019.07.01|, , ,

 20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に出席していた米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主席は6月29日、大阪市内で会談し、5月から中断したままとなっていた貿易協議を再開することで合意した。両国経済への深刻な影響が懸念された米国による3000億ドル(約33兆円)相当の追加関税「第4弾」の実施は先送りとなったほか、5月から禁止していた中国の情報通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に米国...

「なぜ、現地で会計不正が相次ぐのか?」

2019.06.25|,

 日本企業の中国ビジネスに関わる様々な問題を、各方面の専門家にインタビューして解説するシリーズ「中国ビジネス そこが知りたい」。第3回のテーマは「中国における会計不正」。今年に入って、日本企業が中国に持つ関連会社で会計や資金不正が発覚し、本社トップらの引責辞任に発展するまでの深刻なケースが相次いでいる。なぜ今、こうした問題が発生するのか。かつては中国に駐在しビジネスの経験も豊富な、一般社団法人与信...

「外商投資法とは、何なのか?」

2019.05.20|,

 中国において、日本企業はどのような点に注意し、ビジネスを展開していくべきか。激しく変動するマクロ経済の動向や相次ぐ法律・規制の変更、さらには複雑化する国際情勢などによって、ますます、その答えは難しくなっている。日本経済研究センターでは、各方面の専門家にインタビューし、中国ビジネスにまつわる最新の問題やトピックスを分かりやすく解説していく。第2回は、ジェトロ北京事務所副所長の日向裕弥氏に「外商投資...

「2019年の中国経済は反転するか」

2019.04.22|,

 中国において、日本企業はどのような点に注意し、ビジネスを展開していくべきか。激しく変動するマクロ経済の動向や相次ぐ法律・規制の変更、さらには複雑化する国際情勢などによって、ますます、その答えは難しくなっている。日本経済研究センターでは、各方面の専門家にインタビューし、中国ビジネスにまつわる最新の問題やトピックスを分かりやすく解説していく。第1回は、AIS CAPITAL代表パートナーの肖敏捷氏に...

貿易戦争のCGEモデル分析

2019.01.31|, , , ,

【要旨】 米国トランプ政権の保護主義的な通商政策は、日本をはじめ世界的な懸念事項となっている。これらの政策の中でも、本稿では、すでに発動されている鉄鋼・アルミニウムに対する関税(シナリオ1)と米国による総額2500憶ドル相当の中国輸入品への課税(米中関税第1弾から第3弾、シナリオ2) が経済に及ぼす影響をCGE(計算可能な一般均衡)モデルを用いてシミュレーションした。さらに、検討されている政策と...

欧州は中国をどう見ているか―「一帯一路」、米中貿易戦争、Brexit―

2018.11.12|, , ,

 欧州は、中国の「一帯一路」構想による投資攻勢、米中貿易戦争の激化など、中国との関係をどう見ているだろうか。本レポートでは、この問いについて、欧州全体と独・英という主要国の二つのレベルで検討したい。  予め結論を述べると、欧州の中国に対する見方は、欧州の主要国別に見れば利害を異にして濃淡があるものの、欧州全体としての中国に対する見方は、高度な技術の移転への懸念などから、一段と厳しさを増している。...