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中国・アジアウォッチ シリーズ企画「『ウェブ3.0』が拓く世界」 (下)

日本もブロックチェーンの実装段階に

――ハッシュハブ共同創業者兼CEO、平野淳也氏

宗像 藍子 (研究生)
   
上原 正詩
  アジア予測室長兼主任研究員

2019/11/05

ハッシュハブ共同創業者兼CEO、平野淳也氏

 シリーズ企画「『ウェブ3.0』が拓く世界」の第3回は、日本のブロックチェーン関連企業ハッシュハブ(東京・文京)の平野淳也共同創業者兼最高経営責任者(CEO)。
 東京大学本郷キャンパス近くでブロックチェーン技術(分散型台帳技術=DLT)に特化したコワーキングスペースの運営と開発・コンサルティングを手掛けており、このほど企業向けにDLTシステム構築支援サービスを本格展開するため米コンセンシスと業務提携した。
 平野氏は海外のDLT業界の最新動向をまとめたニューズレターも執筆・発行している。




【(下)のポイント】

  1. 日本でも大企業によるブロックチェーン技術(分散型台帳=DLT)の調査研究は一通り終わり、実際にビジネスに実装していく段階に来ている。米コンセンシスとの提携で、企業向けの開発支援を本格化したい。
  2. 代表的DLTの1つ「イーサリアム」は大幅なアップデートを計画しており、2021年にはスマートコントラクトも可能になり、処理性能が1000倍に高まる見通しだ。
  3. ブロックチェーンの普及に向けたキラーコンテンツはまだ見当たらないが、ID(身分証明)や個人間の融資などの応用例が出てきている。イーサリアムは登場からまだ4年だが、進化の速度は速い。