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アジア・コンセンサス調査
(第28回 / 2022年~2024年)
アジア経済 23年はなお慎重な見方
――インフレ和らぎ足元堅調、「米中」減速が不安要因
2022/12/26
日本経済研究センターはアジアのエコノミストを対象に各国の経済成長や物価、為替動向などの見通しを聞いたアンケート「JCER/日経 アジア・コンセンサス」の第28回調査結果をまとめた。東南アジア諸国連合(ASEAN)5カ国の2023年の平均成長率は9月に実施した前回調査の予想と同じ4.3%となった。23年の成長率については過去2回の調査とも前回予想を下方修正しており、今回は下げ止まった形。多くの国ではインフレが落ち着き、堅調な内需に支えられ足元の状況は好調だ。ただ、米国や中国経済の減速など外的要因の悪化から、通年の成長率は22年より低くなる、との慎重な見方となった。インドはASEAN5カ国より海外の影響を強く受けるとみて、22/23、23/24年度とも予想値は前回調査から下方修正された。
(英語サイト)JCER/Nikkei Consensus Survey on Asian Economies
※12月27日付の日本経済新聞朝刊・国際面、Nikkei Asiaに関連記事掲載
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