日本経済研究センター経済予測班では、経済予測・分析の中で見えたトピックスに焦点を絞ったリポート、「経済百葉箱」を創刊します。経済はしばしば気象にたとえられますが、「百葉箱」はご存知のように、気温や湿度を正確に測定するための箱であり、「観測」の原点となる存在です。本リポートは随時掲載します。
米国ブルッキングス研究所に出向中の研究生から、米国の雇用に関するリポートが届きました。図らずも、経済百葉箱第19号「米国経済:やはりジョブレス・リカバリーは避けられず」と同時期に同じ対象を分析しており、米国の雇用情勢に対する注目度の高さがうかがわれます。内容は以下をご覧下さい。▼ポイント▼・失業率を現在の水準に保つには毎月10万人超の雇用拡大が必要・雇用創出力の弱さ、景気回復の弱さから雇用は低迷・中小企業減税など「追加雇用対策」も効果は不透明.