米国景気に関しては、昨年の夏場から秋にかけて二番底懸念がかなり喧伝された。その時点からみれば、本年以降の米国景気への予測は様変わりしており、楽観論が拡がっている。現に、軒並み予測機関の成長率見通しは引き上げられており、2011年、12年ともに3%前後の成長を見込む先が多くなっている。ただ日経センターでは、両年ともに3%の大台には乗らないと予測する。この3%という成長率はそう低いハードルではない。前回の景気回復局面では、立ち上がり局面でもたついた後、3年目に差し掛かる辺りから2年弱に亘って高い成長率が実現した。だが今回は、バランス・シート調整という重しを抱えている。前回並みに3〜4年目にかけて高成長が実現するのだろうか。米国景気の回復力は、この先こそ真価が問われることをまず理解して欲しい。 全文
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