日本経済研究センター経済予測班では、経済予測・分析の中で見えたトピックスに焦点を絞ったリポート、「経済百葉箱」を創刊します。経済はしばしば気象にたとえられますが、「百葉箱」はご存知のように、気温や湿度を正確に測定するための箱であり、「観測」の原点となる存在です。本リポートは随時掲載します。
▼ポイント▼●明確な投資指標がなく、投機的な要素を含むビットコインの価格は、17年後半にかけて、値上がりを見込むマネーゲーム化し、その後も不安定な動きとなっている。●17年12月にはビットコイン先物が上場し、今後ビットコイン上場投資信託(ETF)の上場が実現すれば、資産運用の選択肢が広がることで、投資家の裾野が更に拡大する可能性がある。●仮想通貨全般では、ICO(新規仮想通貨公開)の拡大は、新たな資金調達手段としてだけでなく、新たな仮想通貨経済圏(仮想通貨を用いて仮想通貨/トークンを取引する市場)を築く可能性もある。今後は、金融詐欺問題への対応として、迅速な法整備が求められる。●金融部門へのブロックチェーンの導入により、証券決済分野におけるホールセール(法人間取引)機能としてのCBCC(Central Bank Cryptocurrency)が実現する日も近い。