日本経済研究センター経済予測班では、経済予測・分析の中で見えたトピックスに焦点を絞ったリポート、「経済百葉箱」を創刊します。経済はしばしば気象にたとえられますが、「百葉箱」はご存知のように、気温や湿度を正確に測定するための箱であり、「観測」の原点となる存在です。本リポートは随時掲載します。
▼ポイント▼・物価を巡る争点は「深さ」から「拡がり」へ・2000年代初めのデフレ期同様、需要不足に根差した供給側の「価格破壊」続く・円高に伴う輸入品の増加や家計のデフレ期待の高まりが、デフレ克服を一段と困難化.