日本経済研究センター経済予測班では、経済予測・分析の中で見えたトピックスに焦点を絞ったリポート、「経済百葉箱」を創刊します。経済はしばしば気象にたとえられますが、「百葉箱」はご存知のように、気温や湿度を正確に測定するための箱であり、「観測」の原点となる存在です。本リポートは随時掲載します。
▼ ポイント ▼●6%前後の実質GDP成長率を誇るフィリピン。首都マニラのあるルソン島がGDPの7割強を稼ぎ経済の中心だが、今後はダバオのあるミンダナオ島も成長を後押ししそう。●大規模・近代化する農業や鉱業に加え、最近ではIT・サービス業が進展する。豊富で安価な労働力が背景。マニラに比べ物価の低さも魅力。成長加速なら新拠点としての地位も高まる。●6月末にはダバオ前市長のドゥテルテ新大統領が就任。インフラなど関連予算の配分強化へ。中央・地方の格差是正に期待感。是正進むなら、地方経済の拡大がフィリピンの成長源に。