日本経済研究センター経済予測班では、経済予測・分析の中で見えたトピックスに焦点を絞ったリポート、「経済百葉箱」を創刊します。経済はしばしば気象にたとえられますが、「百葉箱」はご存知のように、気温や湿度を正確に測定するための箱であり、「観測」の原点となる存在です。本リポートは随時掲載します。
▼ ポイント ▼被災地では復興需要の盛り上がりを背景に消費や雇用の指標が好調だが、一時的な動きの可能性が高いうえ、地域住民が恩恵を享受できているかにも疑問が残る。震災前の東北経済は、人口減少に伴う中長期的な下落トレンドにあった。そうした問題の深刻さが一時的な特需で見えづらくなっているが、特需一巡後、さらに悪化する懸念もある。特需が剥がれ落ちる前に、反動減を緩和する、もしくは元の下落トレンドに戻ってしまわないための成長戦略が求められる。.