日本経済研究センター経済予測班では、経済予測・分析の中で見えたトピックスに焦点を絞ったリポート、「経済百葉箱」を創刊します。経済はしばしば気象にたとえられますが、「百葉箱」はご存知のように、気温や湿度を正確に測定するための箱であり、「観測」の原点となる存在です。本リポートは随時掲載します。
▼ ポイント ▼・昨夏の産業用電力使用量は、自家発電の導入、照明・空調等の利用抑制、稼働日の土日振り替えによる「生産平準化」など様々な節電努力を背景に、東北・関東地方をはじめ全国で減少。・こうした生産活動への影響に配慮した節電によって、昨夏、わが国製造業は増産と節電の両立という“離れ業”を達成。しかし、今夏は昨夏同様の節電対応を行っても、全原発が稼働停止すれば、生産への悪影響を回避するには、火力による代替発電コスト増大が不可避。.